リボを10倍活用する!天使のキャッシング術

ネット上で流行りの『無料借金減額シュミレーター』を利用してみた!

最近ネット上で、「借金減額シミュレーター」とか、「リボ返済を半分以下にする方法」とか、「たった30秒の作業で借金150万円を0にした方法」など借金が軽減される、またはゼロになると、とても興味をそそられる広告サイトをよく目にしますよね。

実際に借金を抱えている方にとっては、素通りできない内容となっています。ですが、「何が待ち構えているのか判らないので、怖くて使えない!」と、感じている方も多いことでしょう。

そこで今回は、実際にSNSで「たった30秒の作業で借金150万円を0にした方法」の、タイトルが貼られていたサイトを利用した、実体験をリポートいたします!

利用するとどうなるのか!?本当に借金から解放されるのか!?是非ご覧ください。

Facebook上の広告サイト!借金が0円になるらしい!?

今回実体験に利用したのは、Facebook上にあった「たった30秒の作業で借金150万円を0にした方法」とのタイトルが貼ってあった広告サイトです。

同じような文言の広告サイトが複数存在していて、日替わり状態で掲載されていますが、内容はほとんど同じだと思って良いでしょう!

怖くない!実態は弁護士・司法書士事務所に繋がっている広告サイト

100%とは言いきれませんが、ほとんどが弁護士事務所や司法書士事務所が開設している広告サイトですね。

法律の専門家が行っているので違法でもありませんし、専門的なアドバイスをもらえるのも確かなので、怖がる必要はないと言っていいでしょう。

  • ほとんどが弁護士・司法書士事務所が開設しているサイト
  • 法律の専門家が開設しているので怖がる必要はない
  • ただし、一部には専門家でないサイトもあるので要注意!

今回利用した「借金減額シュミレーター」を解説しましょう!

冒頭でもお伝えしましたが、この手の広告サイトは数多く存在します。その中でも今回利用したのは、「借金減額シュミレーター」なるものです。

どのようなモノなのか、細かく解説しておきましょうね。

その1:カードローン・キャッシングなど借り入れ件数を入力

「何社からお借入れされていますか?」との質問に答えます。ここでは、銀行や消費者金融会社のカードローン、キャッシングの全てが対象となります。

1社・2社・3社・4社と4つのボタンが表示されています。もし、4社以上の借り入れがある場合は、4社を選択します。今回は3社が該当するので、3社を選択しました。

その2:住宅ローンの有無を選択する

次の質問は「住宅ローンはありますか?」です。今回は住宅ローン有なので「はい」を選択しました。住宅ローンの無い方は「いいえ」を選択します。

その3:8つの地域から該当の地域を選択する

「北海道・東北・関東・中部・近畿・中国・四国・九州」の、8つの地域を表示したボタンが現れます。ここで、該当する地域を選択します。

今回の該当地域は「関東圏」なので、関東のボタンを選択しました。

その4:さらに住んでいる「県」を指定する

先ほど「関東」を選択しました。すると「茨城県・栃木県・群馬県・埼玉県・千葉県・東京都・神奈川県」の、7つの関東圏の「県」が表示されます。

今回の該当は「神奈川県」なので、そのまま神奈川県を選択します。因みに「沖縄県」の方は、九州のボタンを選択すれば大丈夫です。

その5:借入総額を万円単位で入力する

ここで最後の質問となります。借入総額を万円単位で入力しますが、この段階ではピッタリでなくとも凡そでかまいません。

今回対象金額は220万円なので、220と入力しました。

その6:連絡先を入力する。この段階では匿名でOK!

  • 連絡先を入力、ここでは名前は聞かれない
  • メールアドレス(フリーメールOK)
  • 電話番号(携帯でOK)
  • 相談事や質問なども記載可能

その7:ここで相談先の弁護士・司法書士事務所が登場!

さて最後のステップです。ここで、神奈川県で登録されている弁護士事務所や司法書士事務所がズラッと表示されます。

選ぶのは自身なので、ここは慎重に選びました。借金総額が220万円なので、司法書士事務所でなくY弁護士事務所を選びました。

司法書士事務所でなく弁護士事務所を選んだ理由は!?

今回、最終的にY弁護士事務所に依頼することとした理由は、借金総額が220万円だったからです。

債務整理を行う場合、司法書士が扱えるのは140万円までとなっています。ですから220万円の金額を依頼するには、弁護士事務所が適任と言うことになるのです。

速攻でメールが届き、直ぐに電話が入る!対応は素晴らしく早い

メールは速攻だったので、恐らく自動返信となっているのでしょう。ですが、そのメールを読んでいる内に、スマホが鳴りました。

電話口の口調も丁寧で、素早い対応には驚かされましたね。

メールには債務状況を知るための、3つの質問が記載されていた!

  • 借り入れ先の、会社名(クレジットカードも含む)を教えて頂けますか?
  • 各会社の、借り入れ額(現在のご利用残高)を教えて頂けますか?
  • 各会社へ返済している、毎月の返済額を教えて頂けますか?

以上の3項目の質問を、先ずは回答することとなっていたので、次のように回答を行いました。

メールでの債務状況の回答は次のとおり

借入先 借入残高 月返済額
アイフル 55万円 18,000円
Rクレジット会社 98万円 31,000円
Jクレジット会社 75万円 40,000円

アイフルはカードローンのみで、他2社のクレジットカード会社はショッピングとキャッシングを合計した返済額となっています。

「借金減額シュミレーター」は債務整理への入口だった!

先のメールを返信して電話で詳細に話をした結果、Y弁護士事務所に債務整理を依頼することとして、委任状を提出しました。

そうなのです。今回利用した「借金減額シュミレーター」は、債務整理を行うための入口だったのです。別に悪いことではありませんし、借金の返済に追われる生活から少しでも逃れることができるので、利用するメリットは大きいですね。

最初に行ったのは「過払い金の確認」残念ながら該当なし!

Y弁護士事務所が最初に行ったのは、「過払い金請求の確認」でした。しかし、どの会社も法定金利を上回る貸し付けは行っていないので、過払い金が発生している事実はありませんでした。

  • 過払い金は法定金利以上の金利を支払うと発生する
  • 2006年以前からの取引があれば可能性が大きい
  • 2010年以降からの取引であれば可能性は極めて低い

過払い金発生のボーダーラインは、2006年と言われています。最近でも過払い金のコマーシャルが流れていますので、少し解説しておくことにしましょう。

2006年がボーダーラインの理由!それはグレーゾーン金利にあり

2006年12月に貸金業法が改正されて、段階的に法定金利内で貸し付けするよう関係会社に指導が入ることとなっています。

それまでは、100万円借り入れして年利が24%なんて金利が普通にまかり通っていた時代だったのです。本来の法定金利と比較してみればよく判ると思います。

分類 借入額 金利 返済期間 月返済額 利息総額
グレーゾーン 100万円 24.0% 5年(60回) 28,767円 726,074円
改正後 100万円 18.0% 5年(60回) 25,393円 523,573円

このように、グレーゾーン時代の金利が24.0%で現在の法定金利が18.0%の場合だと、5年返済で20万円以上の差額が発生していますよね。この金額が「過払い金」と呼ばれる金額であり、過払い金請求の対象となるのです!

取引1回あたり約3,000円が余分に徴収されていることとなるので、取引年数が長いと過払い金が100万円を超えることも珍しくありません。

2010年からは法定金利で取引されているので過払い金はない!

2010年からは改正貸金業法が完全施行されているので、闇金でない限り法定金利を超えた貸し付けは行われていません。

従って、2010年以降から新規で取引している方は、消費者金融会社のカードローンでもクレジットカード会社のキャッシングでも、過払い金は基本的に発生はしないのです。

  • 2010年以降の新規取引は法定金利で行われている
  • 消費者金融会社のカードローンでの過払い金はない
  • クレジットカードのキャッシングでの過払い金はない

過払い金の発生については、このような仕組みになっているので過度な期待はしない方が賢明ですね。

超安心!Y弁護士事務所に依頼した翌日から返済は停止する

債務整理のメリットは、弁護士事務所(司法書士事務所でも可能)に依頼した翌日から、返済をしなくてもよくなる点です!

感謝!毎月89,000円の返済がストップ!これはありがたい

今回実際に体験してみようと思いついたのも、借入総額はともかく月々の返済額が89,000円と多額で毎月極貧の生活を行っていたからなのです。

ですから、この89,000円を支払わなくて良い!と言う安ど感はめちゃくちゃ嬉しかったですね!

  • 債務整理の一番のメリット
  • 返済がストップする
  • 毎月の返済地獄から一旦は解放される

弁護士と相談!任意整理にするか個人再生にするか・・

多額の返済がストップした!と喜べるのは束の間で、その後はしっかり債務整理と言う現実が待ち構えていますよ。

よく勘違いされているのが、「債務整理すれば借金がチャラになる!」と言うこと・・現実にはチャラになるのでなく、確実な返済を求められますので、このことはしっかりと覚えておきましょう!

任意整理
基本的に金利をカットして、元金のみを約3年の分割で返済する和解内容を貸金業者と締結し、その後は、和解内容に従って返済を続けて借金を完済する方法です。メリットは裁判所の承認が不要な点ですね。デメリットは完済から3年から5年の間、ブラックリストに載るので借り入れはできなくなります。
個人再生(民事再生)
裁判所の許可が必要な手続きで、基本的にマイホームを維持したまま借金を1/5までに圧縮して、3年から5年で完済する返済計画を作成して完済する方法です。メリットはマイホームを手放さなくて済む点ですね。デメリットは完済から5年から10年の間、ブラックリストに載るので借り入れはできなくなります。また、官報にも氏名が公表されます。

選択したのは「任意整理」和解まで約3ヵ月から6ヵ月

今回、Y弁護士事務所と相談して決定したのは「任意整理」としました。ただ、債権会社との和解が成立しないとダメなので、「はい、じゃあ明日からね」とは行きません。

和解には最低3ヵ月、長くなると6ヵ月程度期間が必要とのこと・・まぁ、その間も返済は止まっているので助かっていますが、弁護士からは毎月5万円は返済したつもりで、預金するように言われています。

なので、返済が止まっていても全額助かっている訳ではない状態です。当たり前なので仕方ありませんよね。

手数料は必要!今回の任意整理の手数料は税込121,000円

もちろん今回Y弁護士事務所にお仕事として依頼しているので、報酬を支払う必要があります。任意整理が債務整理の中でも最もリーズナブルな値段となっていますが・・

それでも、税込みで121,000円を一括で支払う必要がありました。弁護士から、毎月50,000円の積み立てを要求されたのも理解できますよね。

基本料金 40,000円(税別)
和解報酬額 20,000円(税別)
減額報酬額 50,000円(税別)
税別合計金額 110,000円
税込み手数料 121,000円

手数料の内訳は上記のとおりですが、まだ和解が成立していないのであくまで見積もり状態です。当然、支払いもまだで一生懸命貯めているところです。

広告サイトのチェックポイント!実在する弁護士・司法書士事務所か

最後に、SNSなどでの広告サイトの信憑性をチェックするポイントを、お伝えしておきましょう。

ほとんどのサイトが本物!でも中には偽物サイトも存在している

ほとんどの広告サイトが本物ですが、それでも中には偽物サイトも存在します。そこで、本物か偽物かを見極めるポイントをご紹介しておきましょう。

先ずは、弁護士事務所や司法書士事務所の名前が表示されます。そして、ご自身が依頼したい事務所を選びますよね。その時に、その弁護士事務所なり司法書士事務所をネットで検索しましょう。

実在していれば、ホームページで確認することができるはずです。今時、ホームページさえ開設していない事務所と契約することは避けた方が良いですし、怪しいですよね。

  • 最終的に依頼しようとする事務所を検索する
  • ちゃんとした事務所ならホームページが存在する
  • ホームページもない事務所は怪しい
  • 実態を把握してから依頼しよう

【結論!!】借金は0円にはならず!総額と返済額は減少した!

結論を言うと、借金は0円にはなりませんでした。初めから期待していなかったので、「騙された!?」とは思いませんでしたね。

ただ、220万円あった借金が170万円に圧縮されるようで、月々の返済額も98,000円から約47,000円に減額になるとか。今はまだ確定でなく、和解交渉の段階です。

今回、SNS上にある『無料借金減額シュミレーター』を、利用したリポートをまとめてみました。確かに、借金で本当に困っている方にはおススメできますが・・

一方で、返済は絶対しないとダメなので「借金がチャラになる!」とか甘い考えの方は、余計に大変な目にあいますよ!

「返済はキチンとするので、何とか減額してくれませんか!?」と、お願いする方であれば、利用するメリットはあるでしょうね。

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